木村眼科

一般眼科

General ophthalmology

Cataracts白内障

白内障手術は安全な手術になってきておりますが、細菌性眼内炎などの重大な合併症も頻度は少ないですが現在でも発生しています。

白内障の程度やタイプは症例によって大きな違いがあり、緑内障等の眼の病気や、糖尿病・心臓病・腎臓病・高血圧症などの全身の病気が合併する場合も多く、白内障手術の難易度や合併症の頻度は症例によって大きく異なります。

当院では白内障手術をしておりませんが、眼科専門医からみて設備が整っている施設の技術的に信頼できる医師を紹介しております。
手術後は経過が安定し次第、当院で経過をみさせていただきます。

Diabetic retinopathy糖尿病網膜症

糖尿病は目に様々な合併症を起こします。網膜出血・硝子体出血・黄斑部浮腫・網膜剥離などを起こす糖尿病網膜症の他、白内障・緑内障・視神経や角膜の障害・眼球運動障害などを起こすことがあります。

HbA1cが7%以上の方、糖尿病の罹病期間が長い方、以前血糖値のコントロールが悪かった時期がある方は、糖尿病網膜症になる可能性が高いため、定期的に眼科の検査を受けてください。

治療は病状に応じて、内科での糖尿病のコントロールの強化、眼科でのレーザー光凝固・硝子体注射・硝子体手術などがあります。

初期には全く自覚症状がありませんので、糖尿病と診断されている方は境界型も含めて少なくとも1年に1度は眼科の検査を受けるようにしてください。当院では内科のクリニックや総合病院と積極的に病診連携を取るようにしています。

検査室

Age-related macular degeneration加齢黄斑変性

網膜全体の中で、物を見ている中心部分を黄斑と言います。加齢とともに黄斑の部分に出血したり水がたまったりする病気が加齢黄斑変性で、片目もしくは両目のゆがみや視力低下などの自覚症状があります。

当院ではOCT(三次元画像解析法)を用いた検査で診断をしており、治療が必要な患者様はこの分野の専門家にご紹介しております。

Floaters飛蚊症

視界に蚊が飛ぶような黒い点や灰色の濁りが見える症状を飛蚊症と言います。 多くの場合は「生理的飛蚊症」といって、年齢とともに眼球内の硝子体の中に濁りが発生しているだけで治療は必要ありません。

しかし、網膜に穴が開いたり(網膜裂孔)、網膜がはがれたり(網膜剥離)、目の中に出血したり(硝子体出血)、目の中の炎症(ぶどう膜炎)などの病気でも飛蚊症が起きることがあります。

特に「急に濁りが増えた」「光が走る」「視野が欠けて見える」「視力低下・充血・目の痛みがある」などの症状がひとつでもあれば急いで受診してください。

Stye・Chalazion麦粒腫・霰粒腫(ものもらい)

麦粒腫はまぶたの汗腺やまつげの毛根、マイボーム腺に細菌が感染して腫れと痛みが出る病気です。

霰粒腫はまぶたの中にあるマイボーム腺の出口がつまって慢性の炎症を起こし、まぶたに肉芽腫ができる病気です。

ともに抗生物質の点眼・眼軟膏・内服などの治療を行いますが、どうしても治りが悪い場合には切開や摘出手術が必要になります。

処置室

Epidemic keratoconjunctivitis流行性角結膜炎(はやり目)

アデノウイルスが原因となって、伝染しやすく重症になる結膜炎が流行性角結膜炎(はやり目)です。非常に他人に伝染しやすく、ウイルス自体も強くて消毒してもなかなか死なないため、感染の恐れがなくなるまで保育園や学校は登園・登校が禁止になります。

特効薬はありませんので、炎症を抑え混合感染を予防するための点眼を処方します。通常は1~2週間で治りますが、治った後に角膜炎を起こし、何ヶ月も治らないことがあります。

目やにや涙の中にたくさんいるウイルスから伝染しますので、患者様は頻繁に手洗いを行い、タオルは家族で共用せず、患者様が触れた物はアルコールで二度拭きしましょう。運悪くかかってしまったら、焦らずに心と体の安静を保つようにすると早く治りやすくなります。

Hay fever花粉症(アレルギー性結膜炎)

植物の花粉に対するアレルギーの花粉症は、春のスギ・ヒノキ、秋のヨモギ・ブタクサが有名ですが、様々な植物の花粉が真冬を除いてほぼ一年中飛散しています。

また通年性のアレルギーの原因であるハウスダストの他、コンタクトレンズや市販の目薬もアレルギー性結膜炎の原因になります。

アレルギー性結膜炎の治療は、抗アレルギー剤の目薬が一般的ですが、特に症状が強いときには弱めのステロイドの目薬を短期間使います。まぶたの皮膚炎や鼻炎も伴う場合には眼軟膏や飲み薬なども使用します。

花粉症の時期の生活の注意は、マスクやゴーグルを使って花粉を避け、コンタクトレンズはできるだけ使用しないようにしましょう。

通年性のアレルギーでは部屋の掃除を頻繁に行い、ほこりは入念に掃除機で吸い取りましょう。

コンタクトレンズは装用時間を短くしてお手入れを欠かさず行い、市販の点眼薬はなるべく使わないようにしましょう。

Dry eyeドライアイ

涙の量が減ってしまったり涙の質が低下することで、目の乾燥感や異物感・痛み・疲れなどの症状を起こす病気です。

ドライアイの点眼薬を使用することで症状は改善しますが、長時間のパソコン作業を控え、コンタクトレンズの装用時間を短くし、ストレスや過労を避け、加湿器を使うなど生活に注意することが有効です。

Glasses prescriptionメガネ処方

メガネ処方

視能訓練士がていねいにメガネを処方しております。

現在使用中のメガネと見え方を比較することが大事ですので、メガネ処方を希望される方は現在使用しているメガネを必ずお持ちください。

メガネの処方を希望される方は、メガネのかけ試しに時間が必要なため受付終了時間の30分以上前にご来院ください。